2013年7月1日月曜日

今日から7月

文月である。

ふ‐づき【文月】
(フミツキの略)陰暦7月の異称。ふつき。[季]秋[広辞苑第6版]


季語が秋とはねぇ(もともと陰暦ですが)。

授業も残すところあと1ヶ月。
今日もI先生と話したことだが、気が付けばあと1ヶ月といった感じで、かつて12~13回の授業で済んでいた時代と感覚的にはあまり変わらない。
15週厳格適用以前は『あと2回しか授業がない』と最終回に向けて授業内容を調整したものだが、現在は7月最終週まで授業が組まれているのでそんなに焦ることはなくなった。
やらねばならないことはたくさんあるわけだ。

ただ、やや心配なこともある。
授業回数は多くなれば、それだけ取り扱う内容も多くなる。今日の授業でも話をしたのだが、本当に消化し切れているか心配。

『復習か練習問題を多くやればいいじゃないか』という声も聞こえてきそうだが、すでにそれなりに授業計画に組み込んでいる。しかもクイズ(宿題)も課している。家人に「大学でそんなこともやっているの?」といわれる始末。
同じことを別の科目でもやっていると考えると、中には消化不良の学生さんがいてもおかしくない。
『大学は自分で勉強するところ。ついて来られなければ置き去りにしてもいい』という声も聞こえてきそうだが、そう簡単に割り切れるものではない。大学の大衆化が進んだ現在、ついて来られるような配慮が必要。

「アメリカの大学では宿題が大変」という体験談はよく聞くが、そして宿題は大事だとは思うが、卒業単位数というより履修科目数が重要であると聞いたことがある。しかも各セメスターで4科目や5科目でいいとも聞いたことがある。であるとすれば、日本の大学より科目数が少ないことが予想できるので、そうなればひとつの科目で深い勉強ができる。
日本は科目数より卒業単位数が重視され、卒業単位数124単位であれば62科目(2単位換算)。各セメスターで7科目以上を履修しなければならないし、単位を取得しなければならない。
これはやっぱり過重なのではないかと思う。

書道の上達を願ったことに由来する文月。
残り1ヶ月は一所懸命頑張って欲しいと思いつつ、叱咤激励しながら授業をしておりました。

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