2013年7月28日日曜日

時の流れ

長女がスコットランドに行って1週間。

往時とはかなり勝手が違っているので戸惑いも感じるが、やっぱりインターネット環境の進展には感謝である。

娘が搭乗した飛行機はflightradar24やflightawareでほぼリアルタイムで追跡できた。
しかも空港の離発着の時刻も各空港のホームページで確認できた。




ただ、トランジット空港(CDG)から最終目的地(EDI)までのフライトに突然90分の遅延が発生し(理由は不明)、目的地到着が23:00になった。この遅延情報は現地で娘がステイさせてもらうHさんからもたらされたが、それはFBのメッセージ機能を利用してのものだった。




また、娘からは持参したスマホでトランジット空港の待ち時間に、そして最初に泊まるホテル到着時に、写真とともにメールで情報がもたらされた。 海外パケホを利用しているとはいえ、これまた広い意味でインターネット環境の進展がなせる技だ。

さらに現地からは最初の2~3日は海外パケホを利用したが、ステイ先のWi-Fiが利用できるようになって無料で情報のやりとりができるようになった。LINEを通して家族たちとチャットもでき、画像も見ることもできている。
娘は、スマホ以外にPCとiPod touchも持参したが、Wi-Fiが使えるようになって、iPod touchが想像以上に使い勝手がいいらしい。

小生がスコットランドに滞在した1999-2000年は、ケータイなどなかったし、インターネットはPCオンリーだった。しかも自宅ではインターネットを利用するために、わざわざ電話の回線コードをPCに差し替えて利用した。電話回線はISDN回線だったため(たぶん)、できることはメールチェックぐらいで、ホームページで情報を得るためには、大学のLANにつなぐ必要があった。これも利用申請をし、専用のコネクタを使ってPCの設定をし、と、結構時間がかかった。それでも毎日のメールチェックが楽しかった思い出として残っている。
それが今では、お金はかかるもののスマホを使えばリアルタイムでやりとりできるし、Wi-Fi設定さえできれば、スマホでもPCでも簡単にインターネットにつながるようになった。まさに情報インフラのこの10年の進展は目を見張るものがある。

とはいえ、トラブルがないわけではない。
先にも書いたが海外パケホを使えば難なくスマホは使える。ただ従量制とはいえ、1日上限2,980円は高い。これはあくまで非常事態への備えであり、普段は使いたくないと思うもの(使わなければ海外パケホ料金はかからない)。
なので娘もWi-Fiを利用してスマホでメールを使おうとトライしたが、「メールの送受信ができないよ~。」
スマホを利用してWi-Fi経由でメールの送受信をするためには一手間必要だった。
これなどは、日本にいるときにケータイショップからアドバイスしてもらわなければなかなか気付かないこと。
知っていれば、あるいは日本でもWi-Fiを利用してメールの送受信をしていれば、何の問題もないことなのだろうが、知らない、利用していない者にとってはちょっとパニックに陥るだろう。
これをどうやって解決したかといえば、LINEでのチャット。(笑)
時差の壁はあるが(-8時間)、こちらはPCで検索しながらその結果をPCにインストールしたLINEを使って伝え、娘はスマホ(かiPod touch)のLINEを使ってやりとり。

プログレッシブな取り組みとしては、現地でプリペイド式のSIMカードを買って利用すること。
それとともにこちら側の料金を可能な限り最小限に抑えた契約にすることだが(これまたホームページで変更できるし)、それを実行するかどうかは娘の意思次第。

わが娘、料金が高くなることを気にしているのだが、日本のスマホを持ち出しているということは、日本のキャリアの利用も想定していることだし(行き帰りの日本の移動時の利用など)、使い慣れているスマホを利用したいということであれば、多少料金が高くなるのは仕方ないと割り切るしかない。

ちょっと前に、米国に留学した学生さんに聞いた話では、契約関係は聞かなかったが(S社だったので)、彼女は日本のケータイを持ち出して、現地ではもっぱらWi-Fiを使っていたそうだ。 それで1年間十分だったとも語っていた。
もし本当に通話・通信料を抑えようとすれば、契約を解除してSIMカードを返しスマホだけを持ち出すことだろう。あとはそのスマホでひたすらWi-Fiを探して通信すれば費用ゼロ(場合によっては現地でSIMカードを買う)。
でもそこまで割り切れないのが学生さんなんだろうね、きっと(我が娘を含めて)。

うーん、いろいろ勉強になるなあ。
この知識、自分で試してみたくなるなぁ。


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