2013年6月10日月曜日

時の記念日

今日は時の記念日。
『はて、時の記念日って何を記念してるんだっけ?』

とき‐の‐きねんび【時の記念日】
6月10日。1920年(大正9)に始まる。671年4月25日(太陽暦6月10日)漏刻を新設し時を知らせたのに基づく。[広辞苑第6版]

いやこれはこれは。
671年といえば1300年以上前のこと。
講談師、見てきたようなウソをいいといういい方があるが、『ホントかねえ』と思わずにはいれない故事来歴。

そういえば、漏刻。
小生、見たことがある。
その前に言葉の勉強。

ろう‐こく【漏刻・漏剋】
(1)水時計の一種。底に穴のある壺(漏壺)の中に水を入れ、漏箭(ろうせん)を置き、水の漏出につれて漏箭に刻む目盛で時刻を見るもの。また、別の壺からもれる水を受けて、水がたまるにつれ浮き上がる漏箭の漏刻を読んで時刻をはかるものもある。ろこく。天智紀「夏四月…―を新しき台(うてな)に置く。始めて候時(とき)を打つ」
(2)漏箭(ろうせん)の目盛の称。るこく。[広辞苑第6版]


分かりやすい。水時計のこと。

でもって漏刻はこれ。



明石の天文台に行ったときに偶然見て、『ふ~ん』と思ったので記憶に残っていた。実際には水は出ていなかったと思う。
ついでに、漏刻についての解説も。


天智天皇の御世かぁ。
天智天皇といえば、大化の改新(即位前だが)。
「無事故(645)の日なし、大化の改新」と覚えたっけな。

それにしてもこの解説を読むと、671年4月25日(太陽暦6月10日)というのは正しいのかもしれないと思い始める。
いずれにしても、時の記念日にかこつけて、太古に思いをはせるのも悪くない。

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