2013年5月31日金曜日

いい人になったベイダー卿

生協の書籍コーナーにちょっと前から並んでいた。
『買おうかな』と思いつつも陳列されていたのが第2巻だったので、しばらく購入するのを躊躇していた。

しかし棚の上から「買ってくれ~」とベイダー卿にフォースを送られているように感じ、第1巻(ダース・ヴェイダーとルーク[4才])も予約して2冊同時に手に入れてしまった。


そもそもが絵本なので、第2巻(ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア)は、何度か立ち読みして読破してしまったのだが。

うーん、いいよなあ、やっぱり。

2013年5月30日木曜日

思い出して…

「梅、買っておいたけど…。」

夕食も終わり、まったりとしていた時間に突然声をかけられる。
少々アルコールも入っていたので『明日にでも』と思ったが、明日を含めて3日間、仕込みをしている暇がないことに気付く。

今年もいい色です。
「やるか。」

梅シロップと梅酒。
仕込みは小生のオシゴト。

梅シロップは毎年今頃仕込んで8月中旬頃から飲み始める。
梅酒は、なくなり次第仕込んでいるが、思い起こせば昨年の夏、ゼミ生が拙宅に来たので、3年目になる梅酒を飲んでもらった。
ゼミ生たちは、「これはうまい!」と1.8リットルあった梅酒を空けてしまった。

左が梅酒、右が梅シロップ。

ゼミ生の皆さん、今年来ても梅酒はありません、悪しからず。

いいなあ。

今日のゼミ。

ゼミⅠは報告が各グループ1回ずつ終わって今日から2回目。
1回目は緊張してレジュメを作ってくるが、各グループのレジュメを見て、報告内容を聞いて、少し余裕が出てくる頃。

それが甘い!

1回目は大甘でコメントしたことを忘れてもらっては困る。(笑)

最近は優しく書いた入門書がたくさん出版されているので、どうしてもそれを参考にしがち。会計を初めて学ぼうとする1年生、2年生にはいいとしても、ゼミでそういう入門書を参考文献にするのはNG。分かったような気になるが身に付かないよ、きっと。
かつての小生、同じような過ちを犯した経験がある。だからゼミ生も同じような経験をするのは仕方ないが、早くそこから脱してほしいと思うもの。

ゼミⅡは経営分析の中間報告。
中間報告は中間報告なので、まだまだまとまりがないが、中には『これはいいものができそうだ』という芽もあって、それを伸ばして最終報告につなげてほしい。
問題は、データを分析した後。
それをどう解釈するかで見方が俄然変わる。
そのことに気付いてくれればいいけど…。

まあいろいろあるが、ゼミⅠもゼミⅡも充実しているように思えるのは、小生にとってもうれしいことではある。

2013年5月29日水曜日

朝からバタバタと

今日も風が強い一日だった。
今日は自動車で出勤したので髪の毛が逆立つ心配はいらなかったが、午後から急速に気温が下がって風が冷たく感じた。夕方の気温は14℃ぐらい。

今日は出がけにプライベートで一仕事を終え、「さ、出勤」と家を出て勤務先に到着したまでは良かったが、自動車を下りるときに研究室の鍵を忘れたことに気付く。あーあ。

午後から比較的長時間の会議に出席して、それが終わっておやつを食べて(笑)、おにぎり会議へ。
この会議、1シリーズが4回の会議で構成される。これが年に4回。つまり、すべて出席すれば年に16回の会議となる。 小生、勤務先の会議の関係で2~3回は欠席するが、それでも12~13回は出席している勘定になる。
今回のシリーズも1回目を休んで3回出席。
で、お手当はなし。出るのはおにぎりとお茶のみ。

今日も少し濃い議案でディスカッション。
参加者もみな、 おにぎりとお茶だけで頑張る。
それはそれでいいのだが、今夜は別件の依頼を受ける。
「ボランティア精神旺盛だからいいでしょ」といわれてもなあ。

そういえば、今日のお昼。
何気なく外の風景を見ると、野球場の片隅でキャッチボールをする姿。
いつも学生さんがキャッチボールやソフトボールをしているので、『学生さんだな』と思っていると、同じようなジャンパーを着ている男性が数名。
よく目を凝らしてみると、キャッチボールをしていたのは職員の皆さんだった。
過去に2回、盗撮された経験があるので、今日は小生が盗撮してみた。(苦笑)

早起き野球の練習かな。

2013年5月28日火曜日

今シーズン初!

今日も朝から暖か。
というわけで、今シーズン初、チャリ通と相成ったわけだが・・・。

いやー、まいった。
何にって、風ですよ、風。

自転車をこいでいても時折「アゲインスト10メートル!」と感じられるような強い風が真正面から吹き付けてくる。ゴルフならフックしたりスライスしたりする風(ゴルフはやってないケド)。
途中、ガラス張りの建物の前を通過するとき自分の姿を見てビックリ。
髪の毛が逆立ってる!

勤務先はまだクールビズになっていないので、今日はジャケット姿。
決してパリッとしているわけではないが、ジャケット姿のサラリーマンが髪の毛を逆立てて自転車をこいでいる姿は、どうにもしまらない。

『こりゃ早々に引き上げた方がいいな』と思い、早めに勤務先を出るも、やっぱり風。
今度は陸上競技でいえば「追い風参考記録」といえそうな追い風のハズが、前後左右から吹き付ける風。

なんだかなぁ。

でも、気温が高めだったので寒く感じなかったのが幸いかな。

そういえば、今シーズン初チャリ通にして、ナント、自転車無停車記録達成。(苦笑)
明日は自動車にします。

2013年5月27日月曜日

目新しいというだけで…

iPod touchのおかげで、電子書籍を読む機会が増えた。
いつもショルダーバッグに文庫(新書)を入れて移動しているが、当然のことながらショルダーバッグを持たないで外出することもある。
そんなときは、以前であればボーッとしているしかなかったが、最近では、ちょっとした時間を利用してiPod touchの電子書籍アプリを開く。

AmazonのKindle版で、著作権切れの著作が無料でダウンロードできる。青空文庫なども同じ。
しかし、ここに来て、新刊本(自費出版?)も無料でダウンロードできるものも出てきた。

犬子蓮木『白く汚れて冷たく綺麗な』[Kindle版](2012年11月、もふもふ出版)

この本の著者はもちろんペンネームで、犬の子、(シベリアン)ハスキーのもじりであるという。

ダウンロードしてページ数を見ると、3,823!
気が多くなるような数。ただこれは、実際にはロケーション番号といわれるもので単純なページ数ではない。
そうと知りつつも『いったいいつ読み終わるのやら』と読み始めた。あくまでちょっとした時間を利用して読んだこともあり、かなりの時間がかかったように思ったが、3月17日にダウンロードしていたので、そんなに時間がかかったわけではない。

さて本書は、いわゆるミステリーであり、トリックものである。
美人名探偵の伊澄泉水(いすみいずみ)とそのおっかけ高校生である浦木周(うらきあまね)。
伊澄はどんな難事件も「白い本」を見ながらあっさりと解決してしまう探偵。そして助手のように伊澄に寄り添う浦木。

物語はまずこの二人による第1の殺人事件の発生から解決にいたる謎解きから始まる(一部 はじまりとして切り取られたもの)。
そしてその事件が解決すると、第2の殺人事件が始まる(二部 はじまりのつづきとして用意されたもの)。全体の分量としては、この第2の事件が圧倒的に多く、登場人物も増える。殺害される被害者も第1の事件は1名だが、第2の事件は4名(か5名)になる(ハッキリしているのは4名。苦笑)。

ネタバレになるので多くは明かせないが、途中で「えっ!この人まで殺害されるの?」ということもあり、しかもその犯人が「どうしてこの人?」という、いわば「禁じ手」でラストを迎える(ネタバレか)。

というわけで、内容についてはここまで。
ここから先は周辺事情を少し。

まずは構成。
物書き稼業(といっても物を書いて収入を得られるほどのものではないが)から見て、どう見てもバランスが悪いように感じられる。
もくじを示すと次のようになる。

一部 はじまりとして切り取られたもの
二部 はじまりのつづきとして用意されたもの
  プロローグ
  一章 はじまりが揺れていた
  二章 そしてあなたは殺される
  三章 次もあなたが殺される
  四章 最後は彼女がターゲット
  エピローグ

あえてこのような構成を取っていると思いたいが、ゼミ生の論文なら即書き直しを命じる。

次は電子書籍である点。
これは意外と読みやすい。何しろ、難しい漢字や言葉が出てくるたび、その文字を選択すると国語辞書を使えるのが助かる。紙の本だとこうも簡単にはできないので(とくに読み方がわからない場合)、これは電子書籍のメリットのひとつだろう。
しかも、どこまで読んだかも端末が覚えてくれるので、いつも続きを読めるのも便利だ。

またメモやブックマークを付けることもでき、それが一覧表示される点も便利だ。この機能を利用して誤字やイミフな部分をメモしてみた(悪趣味?)。

「充当に行けば将来かなり上の人間となるだろう。」(No.251)
  →「順当に行けば」でしょう。
「職を失い、よしんば罪を犯した。」(No.507)
  →「よしんば」は「たとえ~であっても」という意味。こんな使い方するのだろうか。
「文章意外にもまだ何かあるかもしれない。」(No.1492)
  →「文章以外にも」でしょう。
「以外と平気なものなんですね」(No.1884)
  →こちらは「意外」でしょうね、やっぱり。
「みんあ、間違ってるって。だって、~」(No.2021)
  →「みんな」です。
「ちょっとね……冷静でいられる自身がないの」(No.2336)
  →「自信」の方では?
「殺害する動機を持ったもの見あたらない。」(No.2710)
  →ま、悪くはないが「持ったものが見あたらない」の方がいい。
「街の警察官を遅い銃も奪いました。」(No.3776)
  →「警察官を襲い銃も奪いました。」かと。

最後はページ数。
読み終えてAmazonのページを見てプチ驚く。
この本、Kindle版が300円で販売されているではないか。しかも誤字脱字修正版で4版らしい。
紙の本の長さ:215 ページ(推定)で、39文字×18文字換算で340ページ相当との表現も見える。ロケーション番号は3,823。これ、引用したい場合どうするのだろう?
うーん、やっぱり謎だ。

いずれにしても、小生は無料版のときに入手したわけで少し得した気分。
カスタマーレビューは星5つが2件。読む人が読めば、いい本なのだろう、きっと。
でも小生にはトリックもストーリー展開も理解できなかったのが悔やまれる。(苦笑)

2013年5月26日日曜日

ライラックまつり@大通公園

今日は朝から快晴の空。
風は強いものの最高気温は20℃を超えるとの予報。

朝のうち、遅ればせながら拙宅の花壇に花を植えた。
近所のホームセンターは朝から花や野菜の苗を買い求める人の姿が多く見られた。
それだけこれまでの週末はお天気が悪かったということだ。

花を植えながら「そうだ、ライラックを見に行こう!」

家人を誘い自転車で地下鉄駅まで。自転車をこぐのも今シーズン初。

予想どおり大通公園にはたくさんの人・人・人。
「ライラックはどこ?」と探したくなるほど咲いていない。(笑)

数少ない開花したライラックに群がる人たち

そして小生もその輪に入る(苦笑)

ライラックまつりは今日までだから、完全に裏切られた格好。
でもこればかりは仕方がない。

日当たりがいいところだけ開花

ライラックらしい色

毎年思うのだが、ライラックまつりに合わせて野点(のだて)のテントが出ている。
また 例によって飲食売店は列を作るほどの人たち。
野点も売店も大繁盛。

別に野点や売店が悪いというつもりはないが、それらのテントがライラックの前に設営されているため、テントを避けて裏側に回らないとライラックが見えない状態になっている。
これはいただけない。

そもそも野点は野外で行うのだからテント不要だろう。
売店も、少なくてもライラックまつりのときには、ライラックがない場所で設営すべきだろうと思う。
今度、市役所に行ったら市の方針を訊いてこよう。(笑)

といいながら、ワインはよしとする

そういえば、大通公園を歩いて見付けたもの。
リアルタイム放射線測定器。モニタリングポストというのかな、これも。

我々が行ったときには0.034マイクロシーベルト

これまでまったく気付かなかった。
札幌市のホームページによれば、「この度、市民や観光客の皆様が、放射線量をリアルタイムで確認できる固定式の機器(リアルタイム放射線測定器)を大通公園西1丁目に設置しました。」とあり、このページの更新日が2013年5月24日なので、最近設置されたのだろう。

ま、いずれにしても勤務先のライラックもまだつぼみ状態だし、ライラックは今週末から来週にかけて盛りを迎えるだろうね、きっと。

2013年5月25日土曜日

桜舞い散る梅咲き誇る

今日は午前中勤務先へ。
お昼に帰宅して、薄日が射してきたので、家人を誘って梅林公園へ。
『駐車場、満車だったらどうしよう?』と心配していたが、そして案の定、満車状態だったが、うまいこと待たずに入ることができた(帰る頃には長ーい列ができていた)。

実をいえば、梅を見に梅林公園に来たのは初めて。
子どもが小さい頃には、お弁当を持って遊具広場に数度行ったことがある。しかし気になってはいたものの、これまで梅の時期に行くことはなかった。

行ってみると、ちょうど今が盛り。
紅梅はほぼ満開、白梅も8分咲きといったところ。

ほぼ満開

あちこちにカメラマン

広大な土地にかなりの数の梅の木があり、丘陵地になっているので、上から見るとそれはそれは壮観。
そして皆さん、いっぱしのカメラマン。
一眼レフを持っているのはシニアばかりではない。
若い女性も相当数いた。思わず「梅林ギャルだな。」

ぶらぶらと歩きながら梅の柔らかい香りと清楚な花を楽しんだ。

八重の紅梅

梅らしい白梅

それにしても、梅林とはいっても、梅以外の木もあって、「これ何?」と首をかしげてしまった。
帰宅後調べてみると、どうやらスモモ(プラム)のようだ。またベニスモモ(のような木)もあった。

スモモの花もかわいい

こんなとき、草木に対する知識のなさを実感する。
でも考えてみれば、こんなことを思うのもそれなりの年齢になったからからもしれない。若いときには「そんなこと知っていても役に立たない」と思っていたかもしれないし、そもそも見向きもしなかったような気がする。

そういえば、小生が学生時代に住んでいた街に梅林があった。
2月の暖かな日に小山に広がる梅林を見に行ったことを思い出した。でもやっぱりしげしげ見るほどのものではなかった(と思う)。
そしてもうひとつ。
小生が住んでいたアパート名は第2紅梅荘。
やっぱり梅が有名な土地だったのだろう。

で、今日のお楽しみは梅ソフト、270円。
期間限定で、この時期にしか食べられないと聞いていたので、是非とも食したいと思っていた。
予想はしていたものの長蛇の列。
やっぱり考えることは同じだ。

並んでも食べたい

あっさりとしておいしかった。もうひとついけそうだ



2013年5月24日金曜日

いかに節約するか

iPod touchを使い始めて、最初にインストールした方がいいよと教えてもらったのが、バッテリーチェッカー、いわゆる電池の残量を可視化してくれるアプリ。

最初は娘が使っているバッテリーチェッカーをインストールしたが、第5世代になってそのアプリのすべての機能を使うためには有料になった。無料版ではものたりないが、有料版にはさまざまな便利な機能がある。
『有料でもインストするか』と思ったが、『もしかして同じような機能を持つ無料のアプリがあるかも』と思ってアプリを探してみる。
あるもんですなあ。(笑)

欲しかったのはログ。
そして愛用しているのがこれ。

バッテリー先生

ログを取ると、週に何回充電しているのかがわかる。
これがわかったからといってどうということもないのだが(苦笑)、なるべく充電回数を減らそうという気になる。ということは、のべつまくなしにiPod touchを見る、操作するということにブレーキがかかる。

我が家の娘たちは、スマホということもあるが、うちにいれば必ず充電している感じ。
それに比べて小生は抑制が働く。バッテリー先生のおかげ。

「だからどうなの?」といわれれば、これまたどうということもないが、なかなかいいアプリだと思う。



ところで、週に2回というのは、なかなか好成績だと思いませんか?(だから?)


2013年5月23日木曜日

お釈迦になったプリンタ

最近はPC、PC関連のデバイスが消耗品と化した。
とはいえ、使えるものは長く使うというのは、我々の世代の性(さが)か。

研究室にはA3対応のインクジェットプリンタと、モノクロのA4対応のレーザープリンタがある。
講義の資料や学会で使う資料はA4レーザープリンタで十分。
何しろ早い。
これは手放せない。

しかし、時々、B4やA3サイズで印刷したいことがある。
そんなときはインクジェットプリンタのお出ましとなる。

6~7年前に購入したインクジェットプリンタ。
1年ほど前から色の出具合が悪くなり、何度かクリーニングしても色むらが出るようになっていた。
それでも自分で使う限りは我慢できる程度だったので、だましだまし使っていた。

今朝、ある資料をカラー印刷することになり、印刷開始。
この機種、アイドリングに時間がかかるが、それなりにカラー調整する努力をしてくれていた。
今日もアイドリングして印刷が開始されたが・・・。

まったく印刷されていない。いや、印字されていない。
プリンタヘッドは気ぜわしなく動いているが、出てくるのは白紙のみ。
何度かヘッドクリーニングを実行するも効果なし。

『こりゃ、ヘッドを交換した方がいいか』と、マニュアルを読むと、「プリンタヘッドの交換は購入店にお問い合わせください。」とのこと。

『そんな時間的ゆとりはないんだけど』ということで、ネット上でプリンタヘッドだけを購入できる業者を探してみると、機種自体がちょっとレアな機種だったこともあり、プリンタヘッドだけでそれなりの金額がする。しかも機種が古いことから純正品は製造停止。

そこで、『プリンタごと交換か』と、A3対応のインクジェットプリンタを探してみると、プリンタヘッド交換とほぼ同じ金額で新品が購入できる。
しかもインクカートリッジ数(色数)も今使っている機種のものより少なくなっている。

というわけで、新しい機種を購入することに。

それにしても、安すぎないか、プリンタ。
見積を取ると、今まで使っていたものの約半分の値段だった。

2013年5月22日水曜日

おや、まあ!

ツイッター並みに短い投稿。

大連外国語学院が校名を大連外国語大学に変更した。
ちょっと違和感があるなぁ。

情報源はここ

餃子Party

「先生、私たち、来週の火曜日、餃子パーティをするのですが、来ませんか?」

月曜振替授業日の先週土曜日。
院生の授業時間に、こんな提案を受けた。
スケジュールを見ればポッカリ空いている。

というわけで、昨夜は院生たちとの餃子パーティだった。
行ってみると、予定より大幅に遅れて餃子製造途中。(笑)
そこで、製造プロセスを観察。
この日は、小生のリクエストを聞いてくれて三鮮(エビ・玉子・ニラ)の餃子と、白菜と豚挽肉の餃子。

餡(具)を作る

餡を混ぜる

皮を作る(切って延ばす)

餡を入れる

餡を包む

だいたい150個

餃子を茹でる

完成

昨夜は小麦粉は強力粉100%ということで、あまり厚く作るとモッチリし過ぎるので、できるだけ薄めに延ばすように指示(えらそうに)。

聞けば、南の地方では水餃子より焼き餃子の方を好むらしい。
しかも南の地方ではあまり餃子を作らないとのことで、大連出身の我がゼミ生のCさんと、ハルピン出身のY君が中心となって作る。南京出身のS君は「上手に作れないよ」といいながらもうまく包んでいた。

できあがってみると、かなりおいしい。
というわけで、餃子を食べながら駄弁る。呑む。

小生が初めて中国(大連)に行ったのが2001年。6ヶ月弱滞在したのが2002年。
その頃、今年の院生は小学生か中学生。
その彼らと餃子パーティをするのは感慨深い。

好吃!
謝謝。

2013年5月21日火曜日

近所の桜

今朝、とてもいい天気だったのだが、出勤時には雲が出てきてしまった。
それでもあまりにきれいだったので出勤途中に写真撮影。

近所で一番見事な桜がこれ。



決してソメイヨシノのような枝振りではないが、こんもりとして「咲いてるー!」と自己主張しているように見える。

そしてもうひとつは、鉄男君、鉄子さんの聖地。
我が家から徒歩5分。
ここ数日、撮り鉄の皆さんの姿を見かける(ただし今日はいなかった)。



この微妙なカーブがいいらしく、しかも目の高さで撮影できるのが鉄男君、鉄子さんの心をくすぐるらしい。(笑)

謎だ

昨夜は、今まで指しで呑んだことがない方に誘われてさる焼き鳥屋へ。
勤務先近くからバスに揺られ、サッサと呑んで2時間も経たないうちに解散。

話の中身は呑んで話をしなくてもいいような内容。
つまりは、日中、正常な状態で議論してもいいような内容。
どうして誘われたのか不明。
しかも呑むだけ呑んで、食べるだけ食べて、最後は「これ宿題ね。意見をまとめておいてね。」

うーん、わからん。
でも、おいしかったからいいか。(苦笑)

室蘭焼き鳥のお店。でもこれはつくね。ウマー


2013年5月20日月曜日

勉強になる現実

今日は午前中早くに学外である人に面談。
おにぎり会議の一環。

4年前に設立した法人だが、年間の収益は倍々ゲームのように増加し続けてまさに順風満帆。
しかし、事前に提出された決算書はかなりいただけない。
それを指摘すると「私は分からなくて会計士さんにお任せしっぱなしで・・・。」

よくあることだが、会計士のすべてが非営利法人の会計基準を熟知しているわけではない。なので、会計士に作成を依頼したからといって、それが非営利法人に固有の会計処理に基づいているとは限らない。
もっとも、会計士も会計士だ、会計基準を知らないのなら断ればいいのだが、報酬に釣られたか。(苦笑)
「決算書は組織の顔です。」と、やんわりと申し添える。

で、話はそんなことではない。
この法人は福祉系の法人なのだが、新規事業を展開予定で、その事業自体は市の要請などもあって取り組むことに(協力することに)したらしい。
ところが、この事業は、費用対効果の面で、まったく割に合わない事業らしい。
なので、市が音頭を取っても、二の足を踏む団体が多いという。

話を聞けば『それは大事』と思うので、ぜひ頑張って欲しいところだが、「割に合わない」というところがチト気にかかる。つまり多大な労力を必要とすることが分かっていて、しかもそれに見合う収入が得られないことも分かっているのである。これが事業として成り立つとは到底思えない。法人の努力におんぶにだっこという制度作りはいかがなものかと思ってしまう。

障害者福祉、児童福祉の現場は、頻繁に変わる法や制度に振り回されているような気もする。
数日前に聴いた話では、障害者は引っ張りだこの状態にあるという。制度変更によって、一定時間のサービス利用者にしか支援費が支払われなくなったらしい。したがって、一定時間その施設にいてもらうために、各法人(団体)が障害者の確保に動いているという。サービス供給者(事業者)に比べて需要(障害者の数)が少ないため引っ張りだこだという。何か変ではないか。
にわかには信じがたいが、これも法や制度が変わったことによる現実。

誰が法や制度をコロコロ変えているのだろうか。
これまた気になる。
誰かが得をしているわけではないと思いたい。

2013年5月19日日曜日

土曜日のような日曜日

今日はお休み。
週末の授業の次の日だから土曜日と錯覚してしまう小生。
明日が月曜日であることを知り愕然とする小生。

今日は朝からサッカー観戦。

好ゲーム。

先週の試合で2位になり、今日は1位のチームとの対戦。
大学生チームとの対戦ということもあり終始劣勢。試合は0-2で敗退してしまったが、前半後半に1点ずつに押さえたので良しとしよう。
我が娘、軽い肉離れとのことで動きが良くなかった。 でもお疲れさん。

「そうだ、桜を見に行こう。」

試合観戦が午前中で終わったので予定変更。
以前、S先生に教えてもらった桜の名所を思い出し、「S先生も行ってるかもね」などといいながら家人とドライブがてら海沿いを北上する。

どこかスコットランドの風景に似ている。

目的地に近づくと入口付近は自動車の長蛇の列。
ところが中に入ってみて???

桜がまだつぼみ状態。
がっかり。

今週末が見頃か。

「S先生はちゃんと調べているはずだから来てないよね」とは家人の弁。むべなるかな。

仕方ないので最後は我が町内会の桜並木。
こちらは枝振りがまだ貧弱ながら、立派に咲いていた。

それなりに桜並木。

2013年5月18日土曜日

振替授業

今日は土曜日ながら月曜日の振替授業日だった。
通常勤務態勢だが休講も多い。
その数47科目。

月曜振替授業日とはいえ世間的には土曜日なので、休講が多くなって当たり前といえば当たり前。
出張や学会があれば、それも仕方ない。
また、何らかの理由(所用)で休むのも仕方ない。
まして非常勤の先生にお越しいただくのも忍びない。
できれば小生も休みたい(補講がイヤなので今日は休まなかったが)。

ですけどね、休講理由が「公務」って何?
この日に授業を休むような学内の仕事がありますのん?
そもそもそんな仕事、振替授業日に入れていいのかえ?

「月曜振替授業日ということは通常業務日ということであるし、通常業務日だから公務を入れてもおかしくない」といわれそうだが、それはやっぱり考え方が間違っていると思うのだが。

こう‐む【公務】
(1)おおやけの務め。公用。「―出張」
(2)〔法〕国家または公共団体の事務。公務員の職務。
こう‐む【校務】
学校の事務。教職員の行うべき事務。[広辞苑第6版]

ま、なんだかんだといっても休講には違いないのだげんちょもな。(苦笑)

すわ!一大事?

今日出勤して、何気なく窓の外を見てビックリ!
屋上にヘリポートがある病院の屋上に白衣の皆さんがビッシリ!



『たくさんの患者さんが移送されてくるんじゃないのか。』
・・・と思いきや、楽しく談笑しているような感じにも見える。



数分後には、白衣の皆さんは一列に並んで屋上を後にした。



いったい、何をしていたのだろう?
(盗撮もどき、ごめんなさい。)

2013年5月17日金曜日

電卓

先日、あるお店で器用な店員さんを見た。

その店員さん、こちらが買った品々の代金を電卓で合計していたのだが、電卓を両手を使って叩いていた。
つまりは、ケータイのキーを打つ要領。
電卓を両手でつかみ、両親指を器用に動かして電卓を叩く。
なんだかゲーム機のコントローラーを動かしているように見えてきた。

そんなことを思い出したのは、ある授業で同じように電卓を叩いている学生さんがいたから。

電卓は右手か左手の机の上に置き、どちらかの手の指で叩くというのが小生が思う「正しい電卓の叩き方」(正式には左手でキーを打ち、右手で書くんだろうな、きっと)。
それに比べれば、店員さんや学生さんが取っている方法は、どうにも違和感がある。

ま、しかし、彼女らにしてみれば、電卓よりゲーム機のコントローラーやケータイの方が早く触れたのであろうし、ケータイと同じようなキーが並んでいる電卓もまた、両手で持って叩く方がしっくりくる(=間違いがない)のだろう。

いい天気だなぁ。

今日は朝から快晴。
気分がいい。

今日はⅠ講目があったので8時過ぎには勤務先に到着したが、中庭では授業に向かう途中の学生さんが桜の写真を撮っていたし、今日は何度か中庭を歩いたが、そのたびに写真を撮る学生さんの姿が見られた。
愛でる気持ちがあってよろスィー。(笑)



学生さんたちには見向きもされないがご神木(カラマツ)もすてきな色の針葉を付けている。これを見逃すのは素人だな。(苦笑)




午後にぽっかり時間が空いたので、久しぶりに水芭蕉池へ。
ご覧のとおり、すっかりお化けと化していた。
何だか恐い。



そしておやつの時間の前。
中庭の温度計は21.9℃!
この気温を更新するか、しばらく散策しながら温度計を見ていたが、このときが一番だったようだ。



2013年5月16日木曜日

不覚

今日の3年生のゼミ。

今日は資本について報告してもらった。
こちらの意図としては会計における資本の性格を報告してもらいたかったが、報告メンバーは気合いが入っていたようで、株式会社の資本(株主資本)や純資産の部についての説明をしてくれた。

そうなると、必然的に株式についての質疑も行われる。しかも自己株式の性格を巡っての質問も出たりして、内容的にはヘビー級(もっとも簿記原理Ⅲまで履修済みであれば問題ない内容ではあるが)。

さて報告。
報告メンバーは会社設立時における発行可能株式総数(授権株)についても紹介。
その報告を聴きながら『こりゃ、会社法の規定を紹介せねばならないな』と思い、会計法規集をめくる。

『商法の時代には第160条あたりだったはず・・・』

ところが一向にその条文が見当たらない。

『うーん、困った!』

こんなときは素直に人海戦術。(笑)

「今の発表の中に出てきた設立時の発行可能株式総数が書いてある条文を法規集で探しましょう」というと、報告メンバーの一人がすかさず「第37条ですが、法規集では省略されてます。」

ガーン!

法規集を見ると確かに第37条がない。
というより、正確にいえば、第6条~第25条、第27条~第87条が省略されている。

『ちゃんと調べてるな』と内心ゼミ生をほめながらも、『そんなバカな』と思わないでもない。

ゼミ終了後、六法を取り出して会社法第37条を調べてみる。

(発行可能株式総数の定め等)
第37条  発起人は、株式会社が発行することができる株式の総数(以下「発行可能株式総数」という。)を定款で定めていない場合には、株式会社の成立の時までに、その全員の同意によって、定款を変更して発行可能株式総数の定めを設けなければならない。
2  発起人は、発行可能株式総数を定款で定めている場合には、株式会社の成立の時までに、その全員の同意によって、発行可能株式総数についての定款の変更をすることができる。
3  設立時発行株式の総数は、発行可能株式総数の四分の一を下ることができない。ただし、設立しようとする株式会社が公開会社でない場合は、この限りでない。

たしかに第3項にある。
ちなみに旧商法では第166条第4項にあった。

第166条 株式会社ノ定款ニハ左ノ事項ヲ記載又ハ記録スルコトヲ要ス
 1 目的
 2 商号
 3 会社ガ発行スル株式ノ総数
 4及5 削除
 6 会社ノ設立ニ際シテ発行スル株式ノ総数
 7 削除
 8 本店ノ所在地
 9 会社ガ公告ヲ為ス方法
 10 発起人ノ氏名及住所
2 定款ガ書面ヲ以テ作ラレタルトキハ各発起人之ニ署名スルコトヲ要ス
3 第33条ノ2ノ規定ハ定款ニ之ヲ準用ス
4 会社ノ設立ニ際シテ発行スル株式ノ総数ハ会社ガ発行スル株式ノ総数ノ4分ノ1ヲ下ルコトヲ得ズ但シ株式ノ譲渡ニ付取締役会ノ承認ヲ要スル旨ノ定款ノ定アル場合ニ於テハ此ノ限ニ在ラズ

授権株が会社法によって定款の絶対的記載事項から外れたということは何かを読んで記憶の中にあったが、それにしても『会計法規集』、ひどすぎる!(笑)
会計を学ぶ者にとって、授権株というのは知識として知っておくのは当然。
それが、絶対的記載事項から外れたからといって、その条文まで省略するのはひどすぎる。

法規集から条文が省略されていることを知らなかった小生も不覚といえば不覚(会社法施行から何年経つ?)。

研究室で過去の法規集を調べてみると、第22版(まだ商法の時代)まではたしかに第166条は記載されていたが、その後会社法に変わってからの版では第37条は最初から省略されていた。

うーん、完全な認識不足。

ゼミの時間に「これはけしからん、出版社に意見しておく」と逆ギレしてしまったが、だいぶ前からそうなっていたわけで、これまた小生の不覚以外のなにものでもない。泣きたい。

2013年5月15日水曜日

警察官ですか?

昨夜は、まちづくり系団体の運営委員による前の期(2年間)の反省と今期(2年間)の結束を高めるための懇親会だった。

無駄話をしていてもいつの間にかまちづくりの話に戻り、お集まりの皆さん、相当熱心である。
そして何よりステキなのは、皆さん、小さな夢を見ていること。「ここ、こうなればいいよね」とか「こんなものがあったらいいよね」と夢を語る。ひとつひとつは小さな夢なのだが、どっこい実現するのは難しい。それをわかりつつ、それでも「こうなればいいよね」「あったらいいよね」を語る。
こういう前向きな話をしながらお酒を呑むのは楽しい。

そういえば、AYさんのお店で懇親会を持ったのだが、そこにAYさんの古くからの知り合いの年配女性がひょっこり姿を見せた。
男が圧倒的に多かったので、すかさず「どうぞどうぞ」と仲間に加える。(笑)

その女性に、我々の職業を当ててもらうことにした。

小生、警察官である。

そんな雰囲気なのだろうか。
少なくとも教員には見えないということなのだろうね。

何だか複雑。

2013年5月14日火曜日

初めての場所・初めての仕事

今日は午後からあるFM局でお仕事(マイクの前でしゃべったわけではない)。

このFM局、今年で20周年とのこと。開局当初はよく聴いていたが、最近はCMなしの全国ネット局あるいは地元のFM局ばかり。
仕事をすることが決まってから、自宅や自動車の中で聴くことにしたが、たまに聴くといいもんだ。小生に仕事を紹介してくれた方によれば、このFM局、演歌とクラシックは流さないんだとか。何より曲が多いのがいい。1時間に8曲流すというのは驚き(すべての番組ではないが)。

初めて行く場所は何かと緊張するもの。
以前、時計台近くのFM局に行ったことがあるが、そのときもどうやって局に入るのか戸惑った記憶がある。今回も、ビルの中にあるため、1階からエレベーターに乗ったまでは良かったものの、受付は無人で(内線番号が書いてあり、そこからお目当ての方に連絡する方式)、いよいよ緊張したが、ちょうど担当の方と目が合ったのでスムーズに社内に入ることができた。

今日は仕事が終わってから社内見学をさせていただいたが、残念ながら写真はなし。撮影しても差し支えなかったのだろうが(許可は得られたのだろうが)、そんなゆとりはなかったというのが実際。

CDは46,000枚以上あるというから驚き。
いい社会勉強になった。

勤務先に戻る途中。こんな風に変化するのですね。

2013年5月13日月曜日

あの頃

「横道世之介を思い出すよねえ。」
「えっ、何それ?」
「知らないの~? 面白いよ、映画にもなったし。」

3月下旬、仕事のついでに久しぶりに古い友人を訪ねた。
今では東船橋の洋食屋さんでオーナーシェフをやっているSさん。小生、敬意を表してSセフと呼んでいる。
彼とは1980年、横浜のバイト先で出会う。小生は大学1年生、彼はコックさん1年目だった(はず)。
Sセフとは妙にウマがあい、多くの時間を共有した。永ちゃんのライブにも行ったし、角川映画も観たし、東京乾電池のお芝居も観た。そして30年余が過ぎた。

吉田修一『横道世之介』(文春文庫、2012年11月)

Sセフに紹介されて早速生協に発注。
すぐに手許に届いたが、別の本を読んでいたため、なかなか手を付けられずにいた。そして読み始めても、読了までほぼ1ヶ月ほどの時間を要してしまった。

1987年4月、長崎から東京に出てきた一人の大学生、横道世之介。
本書は、大学1年の4月から翌年3月まで12の章に分けられていて、それぞれにエピソードが語られている。そこには、15年前後の後日譚も挿入されている。

世之介の人物像は随所で語られるが、上京後10ヶ月が過ぎようとした1月、マンションの隣人、京子との会話にそれが現れている。世之介が京子に、上京した頃と変わったかどうか尋ねる場面である。

「う~んと・・・・・・、上京したばっかりの頃より・・・・・・」
「頃より?」
「・・・・・・隙がなくなった?」
「隙?」
「そう、隙」
「あの、自分で言うのもあれだけど、俺、みんなから『お前は隙だらけだ』って言われてますよ」
「いや、もちろんそうなのよ。世之介くんと言えば、隙だらけなんだけど、それでもだんだんそれが埋まってきたのかなぁ・・・・・・」
「なんか中途半端だなぁ」
「これで中途半端じゃなくなったら、ほんとに世之介くんじゃなくなっちゃうって。そこはちゃんとキープしとかなきゃ」
「どうやって中途半端って、キープするんですか?・・・・・・あ、ちょっと待った。その前にそんなもんキープしたくないですって」
慌てた世之介に京子が笑い出す。 [pp.372-373]

隙だらけの世之介。
しかしそれが同級生や上級生、あるいは世之介のまわりの人々をホッとさせ、楽しませる。

読み始めて最初に『ああ、懐かしい』と思わされた場面もある。
世之介が上京して初めて見た新宿駅東口アルタ前。
季節ごとに気温も天気も違っているが、小生にとって、アルタ前はいつも春のイメージ。これは小生自身も世之介と同じように、春に上京したからに他ならない。そして田舎者が最初に訪れるのが新宿。(笑)

引用した文章からわかるように、文章自体は軽妙で読みやすい。
世之介を取り巻く面々もどこか軽かったり、ピント外れだったりしてクスリとさせてくれる。

ただ、ドキッとした仕掛けが準備されている(ここから先はネタバレ)。
世之介は、あることがきっかけでプロのカメラマンになる。カメラマンになった40歳の世之介は、友人の韓国人と一緒に駅のホームで転落しそうになった人を助けようとして落命する。

『おやっ?』と思わされる。
そう、2001年に発生した新大久保駅転落事故と一緒。この事故でも日本人カメラマンと韓国人留学生が犠牲になっているが、まさにこれと同じ。
思わず『世之介はあのカメラマンだったのか』と錯覚させられる。
そしてそうした世之介の最期を読んだ後にも、隙だらけの世之介が日常生活を送る話が続く。悲しくて、悲しくて・・・。

ストーリー自体は大学1年間を扱っているが、そこに挿入された登場人物のその後の描き方が鮮やかである。
日本中のどこかで『きっとあるだろう』と思わせる展開である。ある時代に同じ時間と空間を共有していながらも、その後は一人の人間としてそれぞれの道を歩む。そこには時には楽しく、時には悲しい一人一人の人生がある。 そして大学時代がいかに貴重な時間であったかを思い知らされる。

3月に立ち寄ったSセフのお店には、小生より少し遅れてバイトとして入ってきたH君も駆けつけてくれた。
当時、SセフとH君は同じアパートに住んでいたこともあって、何かとつるんでいたように思う。それもまたH君から見れば貴重な時代だったはずで、だからこそ、Sセフの呼びかけに応じて駆けつけてくれたのだと思う。そして話すことといえば、やはり「あの頃」。H君は今でもあのロイヤルホストでの「お勉強」を覚えてくれていた。素直にうれしい。
30年も経てばみんな一緒だと思うが、年齢的にはH君が一番下なので、今でも敬語混じりで話してくれるのも「あの頃」を思い出させてくれた。

『横道世之介』で描かれた時代と小生たちが知り合った時代は決して同じではない。しかし、同じ香りがする時代でもある。なかなかページが進まなかったのは、「あの頃」を思い出しながら読んだからかもしれない。

同じ時代を過ごしたから今の我々がいる。
そんなことを実感させられる小説であった(ちょっとセンチメンタル・・・)。

2013年5月12日日曜日

たまには必要かな。

今日もどんよりとした一日。
朝のうち暖かく感じたが、お昼前には風が冷たく感じられるようになった。
自動車の温度計を見れば、朝14℃、昼12℃。
寒く感じるわけだ。

今日は午前中はサッカー観戦、午後から陸上観戦。
どちらも娘たちの部活の試合で、普段あまり見に行けないので、今日はダブルヘッダーで観戦した。

サッカーは会長杯という試合。
娘のチームは1勝1分けで、得失点差で6チーム中2位だったらしい。
クラブチームを相手にした第2試合は5-1で勝ったのだが、ボランチの我が娘、2得点。本人によれば公式戦で初得点だったというのでいいときに観戦できた。

一応、さまになっている(笑)

陸上は春季大会とのこと。
昨日は400m、今日は400mHに出場した末娘。高校に入学してから陸上を始めたにもかかわらず、今日の400mHで6位入賞で賞状をもらってきた。この走りも見ることができたのでこれまた良かった。

見るからに寒々しい

それにしても、どちらも屋外競技。
冬用のジャンパーを着て観戦したものの寒くて寒くて。

お天道様が恋しい。

こんなこともあるんだなあ

昨夜は子どもが通う高校のPTA総会懇親会があった。
総会は欠席し懇親会だけの参加。(苦笑)
当初は懇親会にも参加するつもりもなかったのだが、勤務先の課長さんのお子さんも通っていて「うちは3年で最後なので一緒に参加しましょう」と誘われた。

久しぶりのビール園。
かつてはPiratesがよく利用していたので年に2回ほど行っていたが、最近は嗜好が変わったのかまったく利用しなくなった。
いやー、久しぶりに食べるとおいしい。
しかもビールもうまい。適温とはあのことをいうのだろうな。

ところで、この席である方を紹介された。
報道カメラマン。
話は1年前のある出来事。やんわりと「どういう姿勢で報道してるのですか?」と訊く。
「私は理解しているつもりです。私の弟もアメフトをやってましたから。」
「えっ?」
交換した名刺を見て「もしかして?」

小生が勤務先で顧問を引き受けたときの監督が、この方の弟さんだったのだ。
まったくの素人の小生にアメフトのいろはを教えてくれたK監督。今でも折に触れて話題にするK監督の兄が隣に座っている。

その後の成り行きは推して知るべし。

2013年5月11日土曜日

反省会

昨夜は1年ぶりに教え子のO君と再会。

ここ3年ほど、彼が勤務する大学で講座を担当している。
この講座の仕掛け人がO君。そしてそれを引き継いだのがSさん(O君、Sさんと表現しているが、O君はSさんの上司。ややっこしい)。
10コマを3日か4日でこなすのでそれなりにしんどいが、いつもと違う環境で話をするのは楽しい。
飛行機も間近で見えるし。(笑)

この会は、講座の「11回目」として毎年開催している。
場所はいつもの焼肉屋。魚がダメなO君、魚が苦手な小生が企画するとなると、いきおい肉系になる。
いわば反省会と次に向けての企画会議のようなものなのだが、アルコールが入ると、講座に関することばかりではなくお互いの仕事に関すること、あるいは勤務先に関することなどが肴になる。
昨夜も、結構、脂っこい話があった。

情報は夜仕入れる、なーんちゃって。

2013年5月10日金曜日

変わり目

朝一で日経WEB版を見て「あらら!」


『100円の壁を乗り越えるのは大変なんだな』と思って注視してたが、今日、やっと(?)100円を超えた。
何がといえば、外国為替(ドル/円)レート。



新聞(WEB版)では2009年4月8日以来の円安水準とのことだが、月平均で見ると、さらに遡って2008年11月以来(2009年4月の月間は99円)。

このままで推移すると、輸出型の企業は、大手のみならず中小零細企業まで利益が大きくなるばかりでなくキャッシュ・イン・フローが改善する。しかも好決算ということになれば気分的にも明るくなる。これは心理的に大きい。もっとも、「99円と100円とでどう違うのよ!」と突っ込まれそうだが、悪いよりいい方がいいに決まっている(1円の差は実は大きい)。
一方で、海外旅行を企画している一般人にとってはいい迷惑。小生には無関係だが。

ちなみに、日経平均株価も今日の大引けは14,607.54円で、昨日より416.06円高。
大幅反発。
14,000円台は5年4ヶ月ぶりだそうだ。こちらも気分的に明るい材料。

明るい話題をもうひとつ。

勤務先の中庭の桜が、あっという間に色づき始めた。


近づいてみると、いつ開花してもおかしくないほど。



もしかすると今日にも花開いたつぼみがあったかもしれないし(写真撮影後に)、来週初めには開花した中を歩くことができるかもしれない。

北国の春到来。

2013年5月9日木曜日

子供だなあと思う

ひとりごと。

あることに反対するために反対するというのは屁理屈。

へ‐りくつ【屁理屈】
つまらぬ理屈。道理にあわない議論。「―を言うな」「―をこねる」[広辞苑第6版]

つまり大人になれば、『反対するために反対しているんだな』とわかる。
それが道理に合わない議論だとまわりが気付いているのだから、反対理由をいう場合には論理的でなければならない。

反対するという行為が論理的でないと他人が判断できる場合、どこかで矛を収めるのが大人。
しかしこれができない輩もいる。

最後はどこで矛を収めるのかが分かるのが大人。
まったく個人的な思いだけでグジグジいうのは大人ではない。
子供だなあと思う。

いや、今の子供でもそんなことは分かっているかもしれない。



2013年5月8日水曜日

大人だなあと思う

ひとりごと。

今日は会議終了後、歓迎会。
長時間の会議だったため、皆さん、グッタリしているのかと思えば、元気いっぱい。

ちょっと前まで中央に座っていた経験からいえば、今日の発言内容のほとんどは「場外乱闘」なのでいわせておくしかない。もちろん、発言を止めることはできるが、これまた経験からいえば、「発言を押さえこまれた」と思われる可能性があるので、ある程度いわせておくに限る。
しかし、よくよく考えれば、もう少し早めに収束させてもよかったのではないかとも思う。

そうした会議が終わっての歓迎会だったため、殺気立っていて口も聞かないかと思いきや、終始穏やかで和やか。
しみじみ大人だなあと感心する。

ちょうど場外乱闘に持ち込んだ人物と接近遭遇したので直接説明し、一定程度、理解している風ではあったが、「それでも今後もいい続ける」と。
ゲームを楽しんでいるかのような物言い。ゲームを楽しむほど余裕がある状況ではないのだが・・・。

そういえば、今日の歓迎会会場。あたかも小生が推薦したかのようにいわれたが、断じてそういうことはない。半年ほど前に提案があったが「やめた方がいい」と、むしろ使わなかった。
それをあのようないい方をされては、参加者一同、小生の肝いりと思ったかもしれない。
損な役回りだ。(苦笑)

寒かったが今日もいい天気