「海外への物品の郵送はSAL」というのが我が家の常識だった。
聞けばSAL便というのは日本の独自の郵送サービスだそうで、「船便より速く、航空便より安く」というのがウリ。
国と国の間は航空機利用、差出国と到着国内の輸送は船便扱いということで速さを実現している。
たとえば、英国に荷物を発送する場合、 航空便は6日、船便は2ヶ月程度だが、SAL便の場合は2~3週間。
とくに急ぐ必要もなければ安く送れるSALを選択するのが賢い選択というわけである。
今回も当然SALと決めていたのだが、料金を確認するためにJPのHPを見ることにした。
すると、今までとは違って、一番上にEMSが並んでいた。「今までとは違って」というのは、小生の記憶違いなのかもしれないが、EMSは「特別な」郵送方法で航空便・SAL便・船便とは違う分類がされていた。それが今では、EMS・航空便・SAL便・船便と並んでいた。
ここで驚いたことは、英国でさえ3日で届くということであった。
Amazonでさえ、当地に到着するのに3日かかるというのに、英国も同じ3日で届く。これにはぶっ飛んだ。
『料金は相当高いんだろうな』と思って見てみると、これまた驚く結果が表示されていた。
今回送ったギフトは2,450gだったが、料金は次のように表示された。
EMS 5,400円
航空便 5,900円
SAL便 5,000円
船便 2,900円
SAL便と400円しか違わない。しかも航空便より安い。さらに配達状況を確認することができる。
これはEMSを使わない手はない。
「国際郵便の中で最優先に取り扱い、スピーディーにお届け」といううたい文句にほだされて、『水曜日に発送、うまくいけば金曜日には先方に届いているはず、もし土曜日に到着してもスピーディにお届けだから土曜日にも配達されるだろう』と思っていた。
発送後、早速追跡。
荷物は土曜日早朝には集配デボに到着していた。「早っ!」
しかしことはそう簡単には進まなかった。
何しろ相手はRoyal Mailである。土・日はお休みというのは常識。
この常識はEMSにもちゃんと適用されていた。(笑)
結局、「届いたよ」と連絡があったのは月曜日の深夜。実際に追跡を見ると現地時間の「月曜日15:26にお届け」とあった。
ついでにPoyal MailのHPでも確認してみると、「Delivered on: 16-09-2013 Delivered at: 15:26」と表示されていた(当たり前だが)。
それにしてもEMSは安くなったもんだ。
10年以上前、大連に滞在していたときに、日本からEMSで雑誌を送ってもらったが、その時は速さだけを優先し、金額は無視したが、かなりの金額を支払ったと、あとで聞かされた。そのイメージがあったので、海外発送はSALで、と思い込んでいたのだが、その常識が覆されたかっこうだ。
3日で届くというウリをそのまま実行するには、月曜日か火曜日に発送すればいいということも学んだ。
今度発送する時には、月曜か火曜に決まり。
凄いぞ、郵便の国際ネットワーク。
満月の中秋の名月は8年後の2021年だそうだ。 |
…というわけで、このエントリで200件。
「SAL便というのは日本の独自の郵送サービス」とのことですが,90年の時にドイツからSAL便で日本に荷物を送った記憶がありますよ・・・ (小樽の寅吉)
返信削除そうでしたか。
削除小生の聞き間違いですね。