ある学会で部会を立ち上げることになった。
そして事務局から、ほんの○万円程度の活動費が支給されることになった。
「活動費を送金しますので口座番号をお知らせください。」
数日前、事務局から案内があった。
『個人の口座に振り込んでもらって管理した方が面倒がなく楽だな』と思いつつも、重鎮にお伺いを立ててみた。
すると、口座を開設した方がいいとのアドバイス。
『やっぱりそうだよなー』とは思っても、手続きの面倒さを知っているだけに気が進まない。
でも開設しなければ活動費を受け取れない。
逡巡しながらも、今日午後、時間が取れたので最寄りの銀行で手続きしてきた。
ご相談コーナーに手招きされた小生は、まずは法人チェック。
法人ではないが、任意団体なのか、人格なき社団なのか、5つほどの項目をチェックして判定するらしい。
「犯罪収益移転防止法の改正で手続きが面倒になってあいスイマセン」と謝られても困る。こちらが臨むことはただひとつ。可能な限り早く手続きを終えて欲しいこと。
「部会の規約などはありますか?」
そう来ると思って、先月行われた理事会の資料を持参した。
「ここが部会関係です。」
と指を指しても、先方にはあまりピンとこないらしい。
そもそも学会それ自体が何物なのか、分かってない様子。(笑)
しかし、学会の設立年月日も分かるし、部会の活動内容も分かるので問題なし。
一通り手続きを終えて、「ちょっと待っていてください。」
このなんちゃら部会とやらが、本当に清く正しく美しい団体なのかを、専門の部署に確認するという。待つこと十数分。
「OK出ました!」
『やれやれ』と思いつつもあとは通帳を作るだけと思っていると、「もうひとつ、伺うことがありました。」
銀行口座の使い道と、組織の業種である。
銀行口座の使い道は、もちろん部会費入金である。「その他」に記入。
困ったのは組織の業種。
該当のものはない。小売業、違う。卸売業、違う。運送業、違う… 「その他」に○を付けたものの、うまい言葉が浮かばない。教育業?違う。
結局、「研究」の二文字を書く。行員さんも釈然としないながら「そうですよねぇ」と同意。
この他にもいろいろ細かいことがあったが、最後は無事通帳をもらった。
Ⅲ講目が終わるちょっと前に勤務先を出て、Ⅳ講目が終わる頃帰ってきた。窓口で申し出て通帳を受け取るまで正味90分だった。
すでにシャッターが降りていたので、帰りはVIP待遇で銀行を出たのであった。(苦笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿